
こんにちは♬佑寧です!
南太平洋に浮かぶ美しい島国、フィジー。
「楽園」という言葉がぴったりの、
青い海と白い砂浜を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
でも、その美しい景色の中で、
どんな人々がどんな風に暮らしているのか、
考えたことはありますか?
実はフィジーは、私たちが想像する以上に多様な文化が息づく、
とても興味深い国なんです。
今回は、フィジーの人口構成、特に古くから住む原住民のフィジー人と、
インドにルーツを持つ人々のお話を中心に、
この国の持つユニークな魅力に迫ってみたいと思います。
なぜフィジーにインド系の人々が?
「フィジーになぜインド系の人々がたくさんいるの?」
これは多くの人が抱く素朴な疑問かもしれません。
かくいう私も、最初は不思議に思っていました。
その答えは、フィジーの歴史を少しだけ遡ることで見えてきます。
話は19世紀後半、フィジーがイギリスの植民地だった時代にまで遡ります。
当時、フィジーではサトウキビのプランテーション(大規模農園)が盛んに行われていました。
その労働力を確保するために、イギリスは同じく植民地だったインドから、
たくさんの人々を「年季契約労働者」としてフィジーへ移住させたのです。
1879年から1916年までの間に、6万人以上ものインドの人々が、
遠い故郷を離れてフィジーの地に渡ったと言われています。
契約期間が終わった後も、多くの人々はフィジーに残り、
そこで新しい生活を築くことを選びました。
彼らとその子孫が、現在のインド系フィジー人のルーツとなっているんですね。
なんだか、歴史の大きな流れの中で翻弄されながらも、
力強く生き抜いてきた人々の姿が目に浮かぶようです。
現在の人口の割合は?
では、現在のフィジーでは、
原住民のフィジー人とインド系の人々の割合はどのようになっているのでしょうか。
日本の外務省やフィジーの統計局のデータによると、おおよそ以下のようになっています。
- 原住民フィジー系:約57%
- インド系:約38%
- その他(ヨーロッパ系、中国系など):約5%
(2007年の国勢調査に基づくデータ)
一時期はインド系の人口が原住民の人口を上回ったこともあったそうですが、
クーデターなどの政情不安を理由に国外へ移住するインド系住民が増え、
現在はこのような割合に落ち着いているようです。
それでも、人口の4割近くをインド系の人々が占めているというのは、
他の太平洋の島国と比べても非常に特徴的ですよね。
この二つの大きな民族グループが、
フィジーという国を形作る上でとても重要な役割を担っていることが分かります。
二つの文化が織りなすフィジーの魅力
異なる歴史や文化を持つ人々が、ひとつの国で共に暮らす。
それは、時として難しい側面も生むかもしれませんが、
それ以上に大きな魅力と豊かさを生み出しています。
フィジーを旅すると、そのことを肌で感じることができます。
街を歩けば、キリスト教の教会とヒンドゥー教の寺院が隣り合って建っていたり、
市場ではトロピカルフルーツの隣で色とりどりのスパイスが売られていたり。
食文化もその一つです。
ココナッツミルクを使った伝統的なフィジー料理もあれば、
本格的なインドカレーも気軽に楽しむことができます。
この二つの食文化が融合した「フィジー風カレー」なんてものもあるんですよ。
公用語は英語ですが、
人々は家庭やコミュニティの中でフィジー語やフィジー・ヒンディー語(インド系の人々が話す独自の言語)を話します。
多様な言語が飛び交う日常は、それ自体がフィジーの活気を象徴しているように私には感じられます。
南国の陽気でフレンドリーなフィジーの人々の気質と、
勤勉でビジネスにも長けたインド系の人々の気質。
この二つが合わさって、フィジー独特の社会や文化が育まれてきたんですね。
まとめ
フィジーの魅力は、美しい海や自然だけではありません。原住民フィジー人とインド系の人々という、二つの大きな文化が共存し、影響し合いながら創り上げてきた、そのユニークな社会そのものにあるのだと私は思います。
もし次にフィジーを訪れる機会があれば、リゾートでのんびりするだけでなく、少しだけ街に出て、そこに暮らす人々の多様な文化に触れてみてはいかがでしょうか。きっと、この国のことをもっと深く、もっと好きになれるはずです。


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