
人の身体にそっと触れた瞬間、そこに流れる“安心”や“信頼”は、
技術だけでは生まれません。
強さや派手さとも違う、その特別な感覚が生まれる場面を、私は何度も見てきました。
触れることは、言葉以上に深く心を伝えるコミュニケーションなのです。
そこには、相手を思う気持ちが“手”を通して伝わるという、
シンプルでありながら非常にパワフルな真実があります。
そしてこの力は、誰にでも学び、育てていくことができるものです。

初めまして🎵

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1. 「技術」だけではない、心に届く「触れ方」とは?
「触れる」という行為には、二つの側面があります。
一つは、手順や方法論に基づいた「技術」。
もう一つは、相手への思いやりを込めた「触れ方」です。
人が心からの「安心」や「信頼」を感じるのは、後者の「触れ方」が伴った時です。
この二つのアプローチの違いを、以下の表で比べてみましょう。
| ただの「技術」 | 心を込めた「触れ方」 |
| 目的 | 手順通りに施術を遂行すること |
| 伝わるもの | 手技や物理的な刺激 |
| 生まれる感情 | 手技による身体的な変化 |
このように、あなたの「手」は、単なる道具ではなく、
心を伝えるためのメディアとなり得るのです。
では、あなたの手にも宿るその可能性を、
どうすれば引き出せるのでしょうか。
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2. あなたの手に眠る「優しさ」と「包容力」
「自分にはそんな特別な才能はない」と思うかもしれません。
しかし、安心感を届ける力は、一部の人だけが持つ天賦の才ではありません。
それは、誰もが「育てることができる力」なのです。
あなたの“手”には、まだ伸びしろがあります。
特に、私はこんな風に考えています。
男性の手には、本来 “大きな優しさ” と “深い包容力” が眠っています。
この言葉は、男性の生徒さんから「女性に安心してもらえる施術がしたい」
という声を聞く中で生まれた気づきですが、
性別に関わらず、すべての人の手にまだ開花していない可能性が秘められていることを示しています。大切なのは、その力を信じ、丁寧に育んでいこうとする意識です。

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3. 「優しい手」を構成する3つの要素
心に届く「触れ方」は、手の動きだけで決まるわけではありません。
あなたの在り方そのものが、手に現れます。
私が指導する上で土台としているのが、次の3つの要素です。
1. 呼吸 (Breathing):
自身の呼吸を深く穏やかに保つことで、触れる手にも落ち着きと安定感が生まれます。
2. 体温 (Body Temperature):
温かい手のひらは、相手に心地よさと安心感を与え、心身の緊張を和らげます。
3. 相手との距離感 (Distance from the other person):
相手が心地よいと感じるパーソナルスペースを尊重し、適切な距離を保つことが信頼の土台となります。
これらの要素に対する意識が、あなたの意図と組み合わさった時、そのすべてが“手”に現れます。
技術だけを追い求めるのではなく、自分自身の状態を整えることが、真に優しい手に繋がるのです。
これらは一夜にして身につくものではなく、日々の意識の中で丁寧に育んでいくものです。

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誰でも「優しい手」になれる
ここまで解説してきたように、心に届く「触れ方」は、誰にでも習得可能なスキルです。
すぐにできなくても、焦る必要はありません。
「少しずつで大丈夫です」。
一つひとつの要素を丁寧に学び、日々の意識の中で実践していく。
その積み重ねが、あなたの未来につながります。
これらの教えは、伊波 佑寧(いなみ ゆね)の豊富な経験から生まれたものです。
彼女はアジアを旅しながら多様なマッサージやボディワークを習得し、
現在は「心と体と美の三味一体」を理念とするセラピストスクールを主催。
子育てをしながら社会で働く女性たちを支える活動にも力を注いでいます。

あなたも今日から、ご自身の「手」が持つ可能性を信じ、その力を育む一歩を踏み出してみませんか。



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